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久しぶりの友人から連絡があって会いに行ったら、
もう7年くらいになる恋人と別れた、と言われた。 ずっといつまでも続いて行くと思っていたものが、急に途切れた。 いろんなものに続いて、 また一つずっとあるように思っていたものが消えてしまった。 そのうち会わせてよと言っていたけど、 「そのうち」はきっともう、永遠にやってこない。 繰り返される日常は終わらないような気がして、 一昨日あったものは当然の様に昨日もあったから、 今日も明日も同じようにある様な気がしてしまう。 そのroutineはずっとずっと続いているような気がして、 でも気がつくといつも、プツンと突然途切れてしまう。 何の感興も持たずに眺めていたものたちが、急に愛おしくなる。 でもそのときには取り戻すにはもう遅すぎて。 だからそんな何気ないような日常を、 ありふれて終わりが無いようなものたちを大切にしたいと思う。
いつか行こうと思っていた店が潰れていたり、
いつか買おうと思っていたCDが廃盤になってしまっていたり、 ここ最近、そんな場面によく出くわす。 そんな時に決まって僕は浦島太郎のような気分になって、 僕がぼんやりしている間にも当然のように世界はまわっていて、 いろんな物が変わっていくのだということを思い知らされる。 そして無くなってしまった店や廃盤のCDは、 いつの間にかもう会う事が無くなってしまった人たちのことを僕に思い出させる。 生きていると当然ながらいろんな人に出会う。 そして、生きているうちにそんな人たちの多くは いつの間にか僕を通り過ぎてしまっている。 たまたま学校が一緒だった人や、きっかけも忘れたけど話すようになった人、 ちょっと好きになって何回か一緒に出かけたりした女の子とか、そんな人たちだ。 それぞれの人たちの道と僕の道がたまたまほんの少しだけ交わって、 そしてまた遠ざかる。 きっともう、二度と会うことの無い人たち。 僕はいつも、最後の瞬間にその時が最後であることになんて気付かなくて、 その最後の時から随分と時間が過ぎ去って初めて、あれが最後だったんだと気付く。 僕はあまりにも安直に、 昨日あった事はまた明日もあるように勘違いしているのかもしれない。 とにかく、あの日のあの瞬間が最後だったんだと思い出した時に、 僕はとても不思議な気持ちになる。 いつの間にか、もう会わなくなってしまった人たち。 きっと彼らは僕がこうして思い出す事なんて夢にも思わなくて 僕がこうして思い出す事なんてまったく期待していないんだろう。
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